猫の終末期医療

ぶっちさんは今のところ、消炎剤と食欲増進剤でもっている。

人間が不在のときには他の子達にちょっかいを出されないよう、ケージに入ってもらっている。

Webカメラで時々様子を見ているが、一時のときほど痛がった様子もなく、うつうつと寝て過ごしている。
ちょっと前までは「ぶっちのスッテレケ歩き」と称されるイライラウォーキングや、廊下の端に「いやがらせおしっこ」もしていたのですが、もうそんな過去は捨てたようです。

どうしようかと家人と何度も話し合ってきた。
ぶっちが白血病のキャリアであり、もらい請けた日からずっと話し合ってきた。
5年半前にぶっちが来たときには、オルカが居た。
オルカは風邪でグシュグシュのところを同じく瀕死だったミルクと共に保護した。

3年経ったある日、小虎が飛び込んできて、1週間で小虎が亡くなった。
当時かかりつけだった牛馬専門の医師に腹を立てる間にミルクが感染して亡くなった。
オルカは無事だったが原因不明の麻痺が残った。

人間が出した結論は「病気とはとことん闘う」だった。
オルカには大学病院で受診してもらったり、何かあるとすぐにかかりつけ医へ行ってもらったりしていた。

人間の勝手な思い込みではあるが、オルカはよく応えてくれた。堪えてくれた。
結果は医療の手を尽くした子ほど、最期は病院で亡くなったこと。

ミルクは感染した後は二度と家に帰ってこれなかった。
オルカは過酷な検査と治療の後、あと2日と退院の日を決めていて帰ってこれなかった。
もちろん、輸液も長期に渡り、考えられる医療はあらゆる手を尽くした上で。


ぶっちは、今年になってくらいからろくに外に出ていない。
体調が悪くなってからほんの半日外に出て帰宅すると大風邪をひき、食事ができなくなった。
それでも毎日、外に出たい出たいと騒いだ。
今回も動けなくなるまでは、勝手口の前で大声で外を呼んだ。
呼びつければ外に出られるのかと思うほどしつこく騒いだ。

「出たら、帰ってこないつもりだ」そう思うので、「絶対出さないからね」と戸口から引き離した。

猫は具合が悪くなると人の前から姿を消すというあれだと思った。

一昨日、医師がインターフェロンを使うかと尋ねた。

答えはNOだ。
ぶっちについては、いずれ発症する日がくると考え、前から決めていたことだ。

家でできるだけ辛くなく、やりたい放題をさせてやろう。
本人が納得するまで、そばに居てやろう。
[PR]
by 55bucchi | 2012-09-26 18:00 | 日記